【闇】なぜ、相場より安く不動産を買えないのか?
いい物件を安く買う。誰もが願う事ですが・・・
くーまさん聞いてください!
もう、かれこれ1か月。。。
ネットを毎日見ても、掘り出し物の激安物件がみつかりません。。。
はぁ。疲れてしまって。。。
あれ?くま吉、まだ買ってなかったの?
この前、いい物件見つかったって言ってたのに?
いやそれが、買う寸前まで行ったのですが・・・
他にも掘り出し物があるんじゃないかと思って、キャンセルしたんです。
バカだなーw
大体そういう人はずっと買えないんだよw
そもそも、激安の掘り出し物なんて、くま吉みたいな一般人には紹介されないよ?
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
僕にはお金がないから紹介してくれないの?
あんなにいろんな不動産屋さんも行ったのに・・・
みんな、「いい物件あったら紹介しますね!」
って言ってくれたのに・・・
あーーーーごめんごめんw
半分正解で、半分違うw
ちなみに不動産屋さんの「良い物件あったら紹介しますね!」
は、あいさつみたいなもんだから、自分が特別扱いされてるんじゃないよw
わーーーーーん!
それもなんかショックーーーー!
これにはちゃんと、理由があります。それは・・・
まず、不動産が安く売り出される場合はどういう状況か?ここから解説していきます。
ケースとして
- ローンが払えなくなった。
- 急にお金が必要になった。
- 大きい田んぼを売る場合。
ざっくりこの3点です。
但し、③は一般の方にはあまり関係の無い話ですが、よくある「分譲地」はこういった大きい農地を安く買い、多額の工事費用をかけて作られています。
①ローンが払えなくなった
主に中古住宅として売りに出ます。企業の場合は、店舗・事務所・駐車場など企業が持つ様々な不動産が売られます。
その名の通り、ローンの返済が出来ないため、強制的に売却します。
その売ったお金はもちろん銀行に返済しますが、スピードを重視するのでローン残高より安く売却されます。
残ったローンはどうするか?銀行に分割払いするか、自己破産してチャラにします。
但し、裁判所も簡単に破産させてくれなくて、ローン残高がおおよそ400万円程(最近は変わったかもしれません)なら、「気合で返せ!」と自己破産させてくれません。借りた物はちゃんと返しましょう。
②急にお金が必要になった
これには様々なケースがあります。
①上記のようにローンが払えなくて、使ってない土地を売る。
②じいちゃん、ばあちゃんが介護施設に入る為、その費用作るために売る。
③相続したけど遠方で、メンテナンスできないし、固定資産税が高いので安くてもいいから早く売りたい
④相続が発生する前に早く売りたい!
すべてに共通するのは・・・
上記に共通するのはスピードです。
特に、ローンが関係すると、銀行としても速く売却することが大切です。
そして、スピードと同じくらい大事なのが、絶対買ってくれるか?
一般の方は、こちらが「掘り出し物!」と思って紹介しても、安いかどうか?の判断が出来ない方が多いです。
判断出来ても、親さんの反対があったり、ローンの審査が通らなかったり・・・
なので、急を要する場合であれば、値段は安いが間違いなく買ってくれる「不動産の買取専門業者」に紹介します。
こういった会社は、当然ボランティアではありませんから「安く買って高く売る」で商売しています。
こう聞くと、聞こえは悪いですが、急ぐ方にとっては「お金」より「時間」が大事なのです。
まとめ
なので、いわゆる「銀行案件」と呼ばれる返済に困って売る物件や、個人の事情で早く売りたい場合は不動産業者が購入するのです。
その金額は、地域で変わりますが相場の半値~70%くらいでしょうか。
そんなに安いなら、ぼくが絶対買うー!!!!
くま吉の気持ちも分かりますが、80%の確率で買えるくま吉と、100%買ってくれる不動産業者なら、残念ながら不動産業者になります。
ただ、中にはくま吉が買えるかどうかローンを通して、ダメだったら不動産業者へ・・・
という、時間の余裕がある物件もたまにはあります。
なので、その情報をもらうためにはどうすべきか?それは、
「不動産営業と仲良くなる」
これにつきます。
ただ、あなたの担当が、あなたが探しているエリアで、値下げの情報も持っていないとダメですよね?そんなの確率低いですよね。
これは、そうなんですが、そうではないんですw
なぜかと言うと、あなたの担当がデキる営業なら、社内でのコミュニケーションも取れています。
他の営業が「この物件300万下げてもいいらしいんだけど、業者に買ってもらうにはあと200万下げないと難しいし。どうしよう。。。」
という会話を耳にしたら、それをあなたに紹介してくれるかもしれません。(これ実話です)
なので、いい営業に当たるか?という運もありますが、「担当営業に自分の事を覚えてもらう」というのはとても有利になります。
相手は人間ですから、覚えているのはせいぜい10人でしょう。
この10人に入ればチャンスを手に出来るかもしれません。
「不動産営業は売りつけてくる敵だ!」
と思わないで、パートナーとして信頼してみましょう。
その為にも、自分自身の探している条件を明確にして、相手に覚えてもらうように伝える努力は必要です。
ラクして得はできません。
今回はちょっと、生々しいリアルな現場感をお伝えしました!
コメントや、ツイッター、YouTubeもやってますので遊びに来てね!!
それではみなさま、「正しい不動産を選びましょう!」