省令準耐火とは
省令準耐火(しょうれい じゅんたいか)って、ご存じですか?
ネットには難しい解説ばかりなので、要点を超ざっくりわかりやすく!解説します!
結論
燃えにくい家!
以上です。
もう少し詳しく説明すると・・・
ざっくりなので、細かい点は省略しますが、基本どんな家でも省令準耐火にできます。
自宅を「燃えにくい家」にしたい方は、建築屋さんにお願いすることで省令準耐火にできます。ちょっと建築費は上がりますが。
省令準耐火にするか、しないかは自由なのね。でも、なんのためにあるの?
火災保険が安くなる
私の自宅はこれで20万円得しました。
これまたざっくり言うと、火災保険が安くなるんです。
火災保険には、建物の種類を〇〇構造という名前で分類しています。例えば、
- H構造(ふつうの木造)
- T構造(鉄骨の建物や、燃えにくい木造)
- M構造(鉄筋コンクリートのマンション)
このように、支払う保険料はH構造が高くて、M構造が安い。
それはなぜか?
火災保険会社の気持ちになるとよくわかります。
ある日、不幸にも火事が起きてしまいました。
建物が全焼してしまうのは3つのうち、どれでしょう?
木造・鉄骨・コンクリートのマンション
簡単ですね。
木造です!
いわゆる全焼(基本は火事で屋根が落ちる)になると、保険会社は建替費用を出さなければなりません。当然ですがw
火事で一部燃えるよりも、全焼したほうがお金かかりますから、保険会社としては燃えて欲しくない。
私たちが保険会社へ支払うお金は、リスクの大きさによって支払う金額が大きくなるので
燃えやすい=保険料が高い
のです。
燃えにくいならば安くしよう
保険会社の気持ちはお分かり頂けましたか?
なので、99.9%全焼しないコンクリートのマンションと、木造戸建ての火災保険を比べると、保険会社によって金額は8倍くらい違います。
ここで、当初の話に戻りますが、省令準耐火は燃えにくい家にする。でしたね。
省令準耐火は、上で書いた構造で言うと中間の「T構造」です。
いわゆる、鉄骨並みに燃えにくい木造住宅です!
鉄骨は、コンクリート程ではありませんが、全焼しにくいので保険料は安いです。
なので保険会社も、そんな鉄骨並に燃えにくい木造なら、鉄骨と同じような安い保険料でいいよ。と言ってくれる訳です。
結論
省令準耐火にする為の工事費用と、下がった火災保険料を比べると、結果的にトントンか、お得になるケースが多いです。
火災保険は、家がある限り必要ですからね!
建てる建築会社と火災保険会社で変わりますが、一度比べてみては?
追伸
そうそう、値段もそうですが、省令準耐火は
火事の際に、避難する為の時間稼ぎをする。
という意味もあります。
というか、それがメインでしょう。
保険料もオトクになって、なおかつ大事な家族や、近隣住民に火を燃え移しにくい家になるなら検討する価値は大きいです。
見積もりだけは「タダ」ですからね。
あ、よくある「保険の○○」などの保険比較会社では、自分たちの利益率が高い保険会社を勧められます。
見積もり比較の際は、複数社比較することをおススメします。
はーーい!!